2016


2016.10 体力測定

 10月17日(月)及び20日(木)は4月同様、「TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.」と「専修大学スポーツ研究所」との共同企画で恒例の体力測定実施日でした。測定項目は前回同様です。体力測定の総括については、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の練習効果を経年の測定記録と検証中であるため、もうしばらく時間がかかります。

 しばしお待ち下さいませ。


2016.4 体力測定

 4月18日(月)及び28日(木)は、「TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.」と「専修大学スポーツ研究所」との共同企画で恒例の、体力測定実施日でした。測定項目は前回同様、レスリングタックルテストや形態測定(身長、体重、体脂肪率)、反復横跳び(敏捷性)やリバウンド・ジャンプ指数(バネ)でした。

 総括についてはもうしばらくお待ちください。


2016/3/12(Sat)平成27年度末セミナー

①「映像からレスリングを学ぼう!」

②「スポーツは何歳まで続ける?続けたい?」

 平成28年3月12日(土)に「TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.(専修大学少年少女レスリング教室)」の参加者を対象に、アクティブラーニング形式を取り入れたワークショップ「(1)映像からレスリングを学ぼう」、「(2)スポーツは何歳まで続ける?続けたい?」を開催しました。当日は、幼児から中学生までのジュニアレスラー(33名)とその保護者(16名)の49名が参加しました。加えてファシリテーターとして、専修大学レスリング部学生3名に協力を依頼し、有意義なセミナーを開催することができました。(当日の様子は毎日新聞にも掲載されました。)

 本セミナーの主なねらいと到達目標は、以下の2点です。

【ねらい】

①パフォーマンス向上の手段として、練習以外にも映像を用いたトレーニングがあることに気づくこと。

②将来の職業生活に向けた準備をすることの重要性に気づくこと。

 

【到達目標】

①他者の多様な価値観に触れながら、客観的にレスリングを学ぶ知恵を身につけることができる。

②何歳までスポーツをするかを自由に連想させて、「デュアルキャリア」を意識することができる。 

 セミナーの概要としましては、まずグループ内にて自己紹介を交えたアイスブレイクから始めました。

 第1部「映像からレスリングを学ぼう!」では、本講義の進め方を伝えた後、小学生低学年レベル→高学年レベル→シニアトップレベルの試合映像を用いて、予め用意したワークシートに自分の考えを記入させ、その考えをグループ内で共有しました。個々で考える試合展開は様々で、技術展開のみで留まらず、実際の選手の気持ちまで汲み取ることができた考えもありました。

 第2部「スポーツは何歳まで続ける?続けたい?」では、講義のテーマそのものを直接投げかけ、ここでも予め用意したワークシートに、自分が何歳までスポーツを続けるか、そしてその理由を考える時間を与えました。ここでも様々な考え方があり、12歳までと記入する選手もいれば、大学生まで、と記入した選手もおりました。重要なのは、何歳までスポーツを続けるかを今決めることではなく、アスリートとして生きる人生と、小学生などの役割を担って生きている人生が、重なり合って時を経ていることを気づいてもらうことでした。ワークの後は「デュアルキャリア」の簡単な説明を行い、講座は幕を閉じました。

 セミナー終了後に得られたアンケート結果から、第1部では選手78.8%、保護者100.0%の満足度が得られ、第2部では選手75.8%、保護者100.0%の満足度を得ることができました。また、今回のセミナーで印象に残ったことや感想を聞いたところ、以下のコメントをいただくことができました。(一部抜粋)

・デュアルキャリアという言葉を初めて知って勉強になりました。(選手)

・スポーツをどの年齢まで続けるか意識できた。(選手)

・レスリングの人生が終わってからの、その先の人生をもっと考えていきたい。(選手)

・(グループワークでは)他の人の意見も聞けて、自分の意見もみんなに伝えることができた。自分の考えが広がった。(選手)

・(パフォーマンス向上に向けて)想像力を身に付けることが大切だとわかった。(選手)

・デュアルキャリアの講義では、自分自身も考えさせられる内容でした。(保護者)

・映像でのレスリング解説は様々なことを考えるいい機会となった。(保護者)

・デュアルキャリアは子どもにはまだ難しい内容だが、「知る、学ぶ」というのは良い経験となる。またこのような機会をつくってほしい。(保護者)

・スポーツを通じて、子どもたちが成長する過程や自分の人生をもう一度考える良い機会になった。大学でこのように学べるのは嬉しく思う。(保護者)

 アンケート結果から、参加者にとって意味のあるセミナーを開催できたことは嬉しく思います。

 最後に、このような機会に賛同いただきました相澤文学部教授をはじめとする専修大学スポーツ研究所の先生方、さらにはファシリテーターとしてご協力くださった専修大学レスリング部の学生、貴重なお時間をいただき参加された皆様へ感謝申し上げます。

2016.3.12 木村

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専修大学が発行する「ニュース専修」にも掲載いただきました。
2016年4月号(第547号)_9面.pdf
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