2018

2018/9/18(TUE)川崎市長表敬訪問

7月27日(金)〜29日(日)平成30年度・第35回全国少年少女レスリング選手権大会で入賞した選手が、9月18日(火)、福田市長へ表敬訪問に訪れました。

選手達からは今後の抱負を語り、市長からは更なる活躍のお言葉を頂きました。

 

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2018/4/30(MON)「中学生期および小学生期高学年のレスリング選手における減量の基本的な考え方」セミナー

 4月30日(月)はマット練習終了後11:00〜11:30の30分間、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の選手と保護者、および他チームから神奈川県ジュニア強化練習会に参加した選手とその保護者を対象に、減量に関するセミナーを実施しました。当日の様子は神奈川県ジュニア強化練習会のHPにも掲載されております。詳細はこちらをクリックしてください。

 本セミナーは約70名前後を対象に実施しました。

 主な目的は以下のとおりです。

  • 発汗することだけが減量ではないことを知る。
  • 厚着して動くだけが減量ではないことを知る。
  • 体組成から減量を考えることができるようになる。(適正階級を考えて選択できるようになる。)
  • 最小限の負担で、成長期を迎えた選手の減量の方法を知ることができる。

 実施した内容は、文献をもとに現在のレスリング選手における減量の方法を紹介した後、自分の体組成を把握したうえでの減量量の算出方法、計量日から逆算した際の減量開始日の決定方法を学びました。

 ただ発汗するだけの減量は脱水を誘発する可能性もあり、成長期の子供達における自然の成長に悪影響を与える要因にもなり兼ねません。本セミナーで自分の体脂肪率から体脂肪量を把握し、自分の体の減量量を把握し、そこから階級選択を考えることが、競技におけるレスリングには重要かもしれません。

 以下、参加者から任意でアンケートをとった結果、88%の方から満足な回答を得られました。本セミナーの内容が有益であったことが推察されます。

 加えて以下のコメントもいただきましたので、一部抜粋して紹介します。

  • 食事の回数は減らさないことがわかった。成長期の減量はあまり良くないことがわかった。(選手)
  • 減量の良いやり方を教えてもらえてよかったです。(選手)
  • 内容は難しかったけどとても大切なことだったので、今後活かそうと思いました。(選手)
  • 自分はもう成長期だなと実感しました。(選手)
  • きちんと水分をとって練習することがわかりました。(選手)
  • 水分を減らすだけでは筋肉・スタミナが衰えたり怪我につながることを知り、計画的に行うことが重要だと思いました。そのためにはまず自分の体脂肪を把握し、自分の体についてよく理解を深めなければいけないと思いました。(選手)
  • 改めて、自分と向き合って減量をしていきたいと思います。(選手)
  • 階級選択に向けて、増量の足し算、減量の引き算をしたいと思いました。(選手)
  • 減量をするときには、自分の体脂肪率を事前に知って減量する。(選手)
  • 「自分のことをよく知る」ということは、大事だと思った。(選手)
  • 今後、成長期における減量のメリット・デメリットを知りたいと思いました。(保護者)
  • 減量の難しさを知りました。(保護者)

2018.4 体力測定

4月23日(月)および26日(木)は体力測定実施日でした。

 

23日はレスリング競技の運動様式を取り入れた体力・運動能力として、①タックルジャンプ(前回まではレスリングタックルテストでしたが今回より名称を変更)、②レスリングシャトルランを実施しました。26日は体格(身体組成を含む)及び一般的な体力・運動能力として、身長、体重、座高、体脂肪率や、立ち幅跳び(瞬発力)、反復横跳び(敏捷性)、リバウンド・ジャンプ指数(バネ)を測定しました。

 

今回で12回目の測定を終えることができました。

レスリングのトレーニングは、子ども達の身体にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

 

レスリング選手の体力評価に関する検討では、トップシニア及びジュニア男子レスリング選手における腹直筋の筋厚と腹筋テストを比較検討し、体幹屈曲筋ではシニア選手がジュニア選手よりも筋持久力に優れていることを報告しています。

またレスリング選手の体格に関する検討では、オリンピックメダリストを含む男子国際大会出場者及び男子大学生における身体周囲を比較検討し、胸囲では国際大会出場者が大学生よりも優れていることを報告しています。

加えてスポーツ庁の体力・運動能力調査によれば、現在の青少年の体力・運動能力は体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、中学生男子及び高校生男子の50 m走を除き、依然低い水準になっていると報告されています。特に跳能力(立ち幅跳び)の9歳と7歳は低下傾向と報告されています。

しかしながら、レスリングのトレーニングが小学生期のレスリング選手の体格や体力・運動能力にどのような影響を及ぼしているかを検討している報告はほとんど見当たりません。

 

このような背景から、我々は測定値を分析し、レスリングと一般的な体力・運動能力にどのような関連があるのかを研究しました。詳細については専修大学少年少女レスリング教室の枠を越え、後日、広く一般にお知らせします。

 

最後に、測定が円滑に進むようご協力いただいた保護者の皆様、サポート役の学生に心より感謝申し上げます。