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11月23日(金)特別練習について

 今日は群馬県・千代田町大会出場者を中心とした「勝つためのレスリング」の練習を行う。

 練習開始前には全員を集合させ、今日のメニューと今後の練習方針を説明。

 スタッフ決意にもあるとおり、「攻め続けるレスリング」を目指すため、体力的にきついメニューをこなすことを周知。

 ウォーミングアップはいつもどおり、息上げからマット運動、柔軟体操。ウォーミングアップでは子供たちもよく声が出ており、いい雰囲気であった。

 ここから約40分打ち込み。打ち込みでは正面・頭中の片足・ハイクラッチを3min×2set。その後スピード練習。スピード練習では、胸で相手の大腿部に当たる癖をつけるよう、手を後ろで組み、胸と足だけで当たる練習も取り入れる。この練習を行うことで、「相手にしがみつくタックル」ではなく、「足で当たるタックル」を心がけるよう徹底。スピード練習は胸だけで当たるタックル、正面タックル、ハイクラッチ、片足タックルそれぞれ30sec×4set。スピード練習は体力向上に適している。

 その後、がぶりの技術練習とグランドの攻防を行い、スパーリングへ。

 スパーリングでは「前へ詰めながら、サイドステップで左右に動き、フェイントで相手を崩し、最後はタックルで仕留める」ことを徹底。「攻め続ける」ためには、「見合わない」し「テクニカルフォールでもフォールを狙いにいくこと」等、攻撃的スタイルを追求しなければいけない。さらにはスパーリングはいつもと違う体力UPメニューを取り入れる。2minのスパーリング後は30secのサーキットトレーニング(ジャンプ・もも上げ・足の前後・腕立て等・・・)。そして30secインターバルの10set。補強は10分間のシャトルラン。

 練習は2時間であったが、子供たちを見る限り体力的にかなり追い込まれた様子だった。だがそれが本来の目的でもある。圧倒的な体力をつけ、相手を追い込みタックルで仕留めるレスリングこそ「攻め続けるレスリング」であり、我々スタッフが目指すレスリングでもある。そしてそのスタイルは専修大学レスリング部のスタイルでもある。体力なしでは戦えない。体力UPこそ、強くなるための近道だ。

 

2012.11.23 木村&鈴木コーチ