この日は幼児及び小学生合わせて約40名の選手たちが大学に足を運び、練習に参加。通常であれば小学生と幼児分かれてレスリングの練習に取り組むが、この日は特別に全員一緒のメニューを行う。
普段の鈴木コーチの練習内容をベースに、今日は「構え」を徹底的に技術指導。「常に前に詰める」意識付を中心に練習を行う。レスリングは前傾姿勢が基本。「常に前へ詰める」ためには、ディフェンス(バービー)も足を下げる
のではなく、「前へ倒れるように腰を落とす」ことが大事な感覚。タックルの蹴り足のステップバックも「前傾姿勢」ができていればスピードも上がりタイミングもわかってくる。
レスリングはバランスを崩したら負け。負けないためにはどんな時でも自分のバランスでいることが重要。「構え=自分のバランス」と考えることにより、どんな時でも「前傾姿勢で前へ詰めるバランス」がとれていれば、強いレスリング選手が育つと考えられる。
全体練習終了後、試合に参加する選手を中心に「勝つためのレスリング」を実施。ここではシャドーレスリングでイメージさせることを重要視する。
すべての練習終了後、片足タックルの処理からアンクル、足取りを指導。子供達から「レスリングって難しい」との声が聞こえてきた。「技」を通じてよく考えることができたからそういった発言が出てきたのだと思う。そこに子供が気づいてくれたことは嬉しく思う。
2013.2.7 木村&鈴木
コメントをお書きください