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「ゴールデンウィーク強化練習期間」について

 4月29日(日)~5月4日(土)の期間、通常の練習拠点である専修大学にて、TEAM BISON’Sの強化練習期間として連日練習を行った。

 本期間の目的は「体力的要素【筋力、敏捷性、持久性、瞬発力等のエネルギー系及び平衡性、柔軟性、協調性等のコントロール系】の機能向上」である。メニューとしては、「足のステップワーク・ブリッジワーク・ランニング」を中心に、多くの種目を取り入れた。
 「体力的要素」と呼ばれる体の力及びスピードの強化中心の為、レスリングの専門的な練習は少なく、基礎体力トレーニングを中心とした練習が主であった。強化練習期間初日ではブリッジもままならぬ選手が、最終日に近づくにつれ、マット運動が上達する姿や、足のステップワークを行うことで自分の体の使い方に気づき、タックルのスピードとタイミングが上達した姿も見受けられた。
 レスリングは体の使い方や敏捷性やバランス等、全身の筋力があって初めて専門的技術修得に進めるスポーツ。体の力がなく、自分のバランス感覚がわかっていなければ技を覚えることができない。地味でキツい練習が一番重要である。そう信じて練習を重ねた日々でもあった。この練習結果はすぐ数値に表れるものではないが、各々の成長の中で、近い試合に発揮できるものや、例えば2年後に今回の積み重ねがを発揮するものもいるはず。そしてこのような練習を継続することが重要である。1度の練習では変わらない。できなくても挑戦し続け何度も何度もくりかえすことが重要。そこから「我慢」や「粘る」気持ちも育つはず。
 TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.が強化期間として位置付けた初めてのこの練習は、選手達の体にとってきっと充実した内容であったと信じたい。同時に出稽古に足を運んでいただいた各チームにも感謝したい。

2013.5.6 スタッフ一同