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1月16日(木)の練習について

 1月16日(木)は「遊びの中のレスリング」では約40名弱、「勝つためのレスリング」では約20名の子供たちが参加した。

 前半の「遊びの中のレスリング」では体力トレーニング後、正面タックルのスピード練習、がぶり、ディフェンス、アンクルホールドを含めたスパーリングまでこなせるレベルまで上達した。体力がついたことで、レスリングの動きに近づいていける様子が伺える。また感覚が遊びのため、リラックスしたムードでレスリングを学べる雰囲気ができているように思える。体力トレーニングのみならず、レスリングという全身運動が、子供達の身体能力向上に役立っていると信じ、様々な遊びをアプローチしたいと感じる。

 「勝つためのレスリング」では前述の遊びの中の楽しさより、勝利に向かうための厳しさを基にアプローチした。前回のブログにあるように、レスリングはFIGHT(闘い)するスポーツ。強い負けず嫌いの気持ち=闘争心を自身で作り出す練習を存分に課す。体力を限界まで追い込み、ギリギリの状態での「妥協」に負けない気持ちを自ら引き出すコーチングを実施。見ていて辛いことは手に取るようにわかる・・・・だけど、この辛さや厳しさ、己の妥協に勝てなければ、自分で気持ちを作ることはできない。気持ちを作るきっかけをスパーリングを通じて支援していく必要があり、これを続けることで選手たちの取り組む姿勢や試合結果がどう変化するか楽しみでもある。厳しさの過程に先に喜びがあることを、レスリングを通じて感じてほしいと思う。

2014.1.16 木村