2月13日(木)のTEAM BISON’S by SENSHU-UNIV.の練習は、開催場所の専修大学が入試実施日ということもあり、開始時間は19:00~「勝つためのレスリング」を実施。
この日は片足タックルを重点的に学びつつ、「勝負への関わり方」「スパーリングへの関わり方」等、「レスリングへのあり方」という気持ちを高めることを目的とした練習を実施。なぜ自分は負けたのか、その時の気持ちはどのように感じたのか、本当に勝てたのか、スパーリングの自己評価はどうなのか、自分は本気で取り組んだのか・・・、質問を投げかけることで子供たちに内省を促す。自分を客観的に見つめられるよう、沈黙の時間も意見を言う時間も設ける。
徐々に徐々に、試合に近い意識にが表れてきた練習雰囲気は、子供たちが大きく変容してきた、本来の姿が表れ始めた瞬間であった。今日の最も重要な気付きでもある。試合時と同様の緊張を感じるものや、ポイントの取り方や取られ方が試合と同じシチュエーションになる選手もいる。ここで自分の持ち味が出せるかどうかが勝負の要となる。
練習の最後には「あり方」と「やり方」の違いや関係性について、具体的なケースをモデルに説明した。どのような事を感じ、気づきを得たかは、選手それぞれで異なると思うが、何かの気づきを得られたのではないかと感じる。「やり方」を変えても、「あり方」という土台なしではパフォーマンスは上がらない。このことを体現し、ロジカルに説明することで腑に落ちる部分があると考える。「勝ちたい、負けたくない、悔しい」という気持ちがあって、はじめて技が活きてくるのではないだろうか。今日の練習の学びを次へ活かしていけるよう、このようなアプローチは引き続き実行していきたい。
2014.2.13 木村&半田
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