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全国中学生レスリング選手権大会について

6月12日(金)〜14日(日)、茨城県水戸市にて全国中学生レスリング選手権大会が開催され、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.からは女子選手1名が参加しました。入賞には至りませんでしたが、選手本人にとっては課題が明確になったことから、意味ある大会だったと思います。

中学生からのレスリングは小学生と異なり、小学生で常識だったことが、中学生では通用しないことが多くあります。例えばルール。ルールが変われば戦術や技術展開も異なり、より一層、先を読む能力等が要求されます。技術面では組手やディフェンス等の精度が求められます。

 更に注目すべきは、メダリストの数です。平成27年度の小学生の全国大会では各学年各階級合わせて99階級あり、金メダリストが99名、銀メダリストも99名、銅メダリストは198名と、大会参加者1,559名(平成26年度実績)のうちメダリストは396名誕生します参加者の約25%がメダリスト。中学生の全国大会では男子女子それぞれ学年の区分けなく9階級あり、合計18階級で実施され、金メダリストは18名、銀メダリストも18名、銅メダリストは36名で、大会参加者556名のうち合計72名(参加者の約12%)のメダリストしか誕生しません。参加者数の違いはありますが、入賞する確立は小学生に比べ中学生の方が低いことがわかります。ここで気になるのは、入賞することのできなかった今大会の約88%の選手の評価です。メダルを獲れなかった選手の努力や工夫も、誰かが評価し誰かが認めることも重要だと思います。スポーツに結果は付き物ですが、結果以外に「過程」を評価することも重要です。選手のキャリアに意味を与えるためには、プロセスにフォーカスした視点も大事だと考えます。

2015.6.14 木村

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コメント: 2
  • #1

    kanazawa (土曜日, 01 8月 2015 08:48)

    同感です。
    結果は評価しやすく
    自信にもなりやすい。
    けれど全ての努力が結果に繋がるわけではなく
    結果に繋がらないと評価もされない事も多ければ
    努力が無駄のような考えを持つ人もかなりいます。
    目標に対する努力の過程を
    子供たちに関わる、選手に関わる、少しでも多くの人が評価してほしいと思うし
    評価していきたいと
    一指導者として一保護者として一レスリングファンとして思っています。

  • #2

    並木敏成 (木曜日, 02 11月 2023 10:37)

    YちゅゔゅゔぃYLゔぃ・