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練習初め

 2016年のTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の練習初めは、1月9日(土)の9:00〜小学生2年性以下、11:00〜小学生3年生以上の選手という形でSTARTしました。

 前半は専修大学レスリング部の学生3年生と1年生、後半は4年生と2年生の学生も参加し、練習初めとして学生との交流会も兼ねた「レスリングフェスタ」として初めての試みでした。改めて、専修大学の学生、そして本企画に賛同いただきました専修大学レスリング部のスタッフの皆様にお礼申し上げます。

 当日の練習内容は、できる限り参加者と学生が肌と肌を触れ合う機会を作るよう、レクリエーションを中心としたウォーミングアップから、学生からのレスリングテクニック指導、そして学生とのスパーリング、補強を実施しました。練習後のTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の選手からは「今までの練習の中で一番面白かった」という感想ももらえました。初めての試みとしては、概ね成功したと言えるかもしれません。

 実はこの交流会は学生の成長も視野にいれた取組でした。

 事前に学生へは以下の目的を伝達しました。

①「Playful mind」で取り組む。

②自分の価値と他者の価値が違うことを認識する。

③「できること」と「伝えること」が違うことを認識する。

 ①については、「ふざけて遊ぶこと」と「真剣に遊ぶこと」との違いを練習前に伝達しました。前者は他者を下に見ながら遊ぶことであり、後者は他者を自分と同等の立場と捉えて遊ぶことと言われます。車のハンドルのように、「遊び」ががなければ余裕をもって運転することはできませんので、今回の学生の意識も「遊び」があるからこそ余裕が生まれ、そこから何かしらの「気づき」が得られると考えました。

 ②ついては、自分が面白いと思うことが、全員が面白いこととは思わないということ。要するに、自分の中にある当然とういう常識は、相手の常識ではないということです。

 ③については感覚として身についたテクニックを、いかに言語化して他者に伝えることが重要ということです。

 目的(意味)のないことには、そこに価値が生まれないかもしれません。目的を明確にして取り組むことが、学生への成長につながるのではないかと思いました。

 2016年のTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.及び専修大学レスリング部の活躍に期待です。

2016.1.11 木村