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2017年練習初め及び目標

 新年明けましておめでとうございます。2017年も、専修大学少年少女レスリング教室「TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.」をどうぞよろしくお願い致します。

 

◎練習初めについて

 1月7日(土)はTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の練習初めでした。

 2016年からの恒例行事であります「レスリングフェスタ」(専修大学生とのスポーツを通じた交流会)は、9:00~は専修大学生1・3年生と小学2年生以下、11:00~は学生2・4年生と小学3年生以上という二部構成とし、一部・二部ともに、ウォーミングアップや技術練習、スパーリングを通じて、終始笑顔の溢れる楽しい交流会を実施できました。

◎2017年の目標

 2016年の目標と結果は以下のとおりでした。

 

【目標】

 体力測定の立ち幅跳びにおいて、男子9歳は158㎝、男子7歳は139㎝、女子9歳は149㎝、女子7歳は130㎝というある特定の年代に対して具体的な数値目標を設定しつつ、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.に所属するすべての子ども達の体力を、昭和60年代の青少年の体力に近づくことのできるプログラムを開発する。

 

【結果】        《2016目標値》 《過去平均》  《平成27年度 国平均》

男子9歳(小学校4年生)  158㎝  →  160.2㎝     144.5㎝

男子7歳(小学校2年生)  139㎝  →  138.3㎝     124.33㎝

女子9歳(小学校4年生)  149㎝  →  157.6㎝     136.72㎝

女子7歳(小学校2年生)  130㎝  →  146.4㎝     117.12㎝

年齢は4月1日の満年齢(スポーツ庁)で統一、国平均は平成27年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001077238&cycode=0)表番号1統計表より

 

 立ち幅跳びの具体的な測定値を設定した背景には、文部科学省「平成26年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書」 からもわかるとおり、立ち幅跳びの年次推移が昭和60年代から低下傾向にあるからです。この問題を解消するために、瞬発力の測定値が向上するプログラムを、レクリエーションスポーツ並びに競技スポーツを通じて開発していくということでした。

 結果は、男子7歳を除いた他の学年は、目標値を上回ったことがわかります。しかし本当に、2016年のTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.の運動プログラムが瞬発力向上に影響を及ぼしたかは定かではありません。これを立証するには科学的視点に立ち、過去の測定結果を分析する必要があります。

 2017年は、「レスリングのトレーニングが子供に及ぼす影響」について、専修大学スポーツ研究所の先生方の助言をいただきながら研究を進めることを目標とし、どのような結果が生まれるか予想はできませんが、レスリングというスポーツが子供の体力向上の一助となるようなプログラムを開発できればと考えています。

 

 

 本年も、どうぞよろしくお願い致します。