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平成43回沼尻直杯全国中学生選手権が終わりました。

 6月10日(土)、11日(日)は水戸市にて平成43回沼尻直杯全国中学生選手権が開催され、TEAM BISON’S by SENSHU-UNIV.からは5名の選手が出場しましたが、入賞はなりませんでした。思春期/成長曲線に位置するアスリートを勝たせることは難しいと感じました。他クラブにおいて入賞者を輩出された指導者の皆様の工夫を参考に、今後TEAM BISON’S by SENSHU-UNIV.の中学生アスリートの、更なる飛躍を期待したいです。

 今大会で感じた課題は、技術・戦術より、男女問わず、「自立」だと考えます。今大会、マットの上で自信を持って、相手を恐れず立ち向かっていけた選手は多くありませんでした。

 

●自立

1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に自立する」

2 支えるものがなく、そのものだけで立っていること。「自立式のパネル」

(「コトバンク」より引用)

 

 自立とは、依存している他(親や指導者など)から離れることと捉える前に、依存先を意識することが重要のような気がします。一人では強くなれませんし生きていけませんので、親がいて指導者がいて仲間がいて当然の中、今、誰にどれだけ依存しているかをまずは把握することから出発できるのかもしれません。

 

 思春期/成長曲線に位置するアスリートは、それまで依存していた大人から、心理的に自立しようとするこころの動きも出てきます(「女性アスリート指導者のためのハンドブック」から引用)。男女問わず、アスリートを囲むアントラージュである親や指導者も、アスリートから程よい距離で支援することが大事です。我々指導者も、自立しないといけないかもしれません。

 

●可愛い子には旅をさせよ

【意味】

可愛い子には旅をさせよとは、我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、世の中の辛さや苦しみを経験させたほうがよいということ。

(「故事ことわざ辞典」より引用)

 

 上記ことわざも含め、これからの中学生へのアプローチ(課題解決)には、自立した人間成長のキャリアを歩めるよう支援していくことが重要だと感じました。

 

2017.6.12 木村&林田&父母