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全国中学選抜レスリング選手権大会終了

11/24(SAT) -25(SUN)の2日間、平成30年度東京都知事杯第9回全国中学選抜レスリング選手権大会が終了しました。TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.からは4名の選手が出場しましたが、残念ながら入賞はなりませんでした。

しかし試合内容を振り返ると、今後の可能性に期待の持てる部分が多くありました。

 

「可能性」という未来を予想する方法として、中学2年生頃の数学で習う一次関数「y=ax+b」があります。

横軸“x”を、1日や1ヶ月、1年などの練習に要する時間とします。

縦軸“y”は、試合結果や技術修得レベル、筋力向上などのいわゆるパフォーマンスとした場合、一般的には、練習することでパフォーマンスは向上すると考えらます。(一概には言えませんが…。)

切片の“b”は“x”が0の時の値なので、その1年の始まりや、場合によってはトレーニングを始めた時と考えても良いかもしれませんし、様々な解釈があっても良い値だと思います。

可能性を探る上で重要なのは“a”だと思います。“a”は傾きなので、傾きが大きいと直線の角度は大きくなり、逆に小さいと角度は小さくなります。この“a”は、練習の質や練習への取組姿勢や態度、目標やモチベーションなど多くの要因で変化すると考えられます。また“a”は、個人差もあれば直線でない場合も考えられますので単純ではありませんが、結果を残すためには傾きをいかに大きくすることが大事なポイントだと考えられます。

一つの例として、赤線は、青線、黄色線に比べると、最初はパフォーマンスが高いのがわかりますが、傾きが大きい青線にどこかのタイミングで抜かされて、そのあとの差が大きく離されています。これは例えば、小学生のときに大きな成績がなくても、傾きを大きくする工夫を続けることができれば、中学生以降に結果を残すことができるかもしれないことを表しています。逆も然りだと思います。

今後の練習に取り組む際、この“a”に注目したアプローチを心がけることが重要なのかもしれません。

2018.11.26