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大学での練習が再開しました。

先月から、大学での練習が再開しました。

練習スペースが広いことは、選手の心肺機能を高める体力・運動能力の向上や技術習得を狙ったいろいろなトレーニングを実施することができます。

レスリングの試合で勝つためには、心拍数を200拍前後まで自分で上げられることが必要であることが、過去の研究から報告されています。この研究結果はシニアの選手を対象としたものですが、レスリングが子どもにとっても高強度のスポーツであることから、レスリングに取り組む小学生期や中学生期の選手にも自分で動き続ける体力は必要かもしれません。さらに、体幹屈曲筋(腹筋)はシニア選手がジュニア選手よりも筋持久力に優れていることが報告されていることから、筋力量を増やすことや筋持久力を高めることも、競技スポーツであるレスリングで結果を残すためには必要かもしれません。しかしながら、男子選手と女子選手の体力・運動能力の発育が異なることが明らかになってきましたので、同じトレーニングでも男女で効果が違うことを念頭において指導しなければいけません。

発育発達期のトレーニングはいろいろな部分に注意して実施しなければいけませんが、何より、練習スペースが広いことは、質の高い教育を提供するうえでは重要なファクターであると感じます。